Valve Is Leaving $200 on the Table—Is Playing It Too Safe with the Steam Machine?
Valveが200ドルをあえて放棄? スチームマシンの「損切り戦略」は賢明かそれとも機会損失か

つまりValveは、スチームマシンにPC並みの価格モデルを適用し、据え置き系ゲーム機のようにハードウェアを赤字で売る戦略を断固避けている。だがリヤリアン・スタジオのマイケル・ダウス氏はそれを問題視している。『赤字販売をしないことで、むしろさらに大きな損失を出している』と。考えてみてほしい。Steamは文字通りカネを刷るマシンだ。新規ユーザー一人ひとりが、100ドル以上のゲーム購入やDLC、ゲーム内装飾品など、生涯にわたる収益源になりうる。
だがここに落とし穴がある。スチームマシンはロックされていない。LinuxでもWindowsでもWhateverOSでもインストールでき、その後Steamを一切使わなくなる可能性もある。つまり、もし赤字で数百万台販売すれば、そのうち一部は単なる高級オフィスPCになってしまう。Valveは、中小企業の『意図しない後援者』になってもいいと思っているのか?正直、それは彼らの判断だが、大規模な普及を望むなら、アクセルを踏み損ねているようにも見える。
正直に言おう。ソニーとマイクロソフトはPS5やXboxで何年も赤字を出しながら販売してきた。なぜか?真の利益はGame PassやPlayStation Plus、そして自社タイトルにあるとわかっているからだ。Valveの『補助金なし』ルールは、まるで他のみんなが4次元チェスをしているのに、自分だけが普通のチェッカーをやっているように感じる。
待って。コンソールの補助金は長期的善意戦略じゃない。それは囲い込みのための不当廉売だ。プレイヤーをエコシステムに閉じ込める手法。Valveがそれを避けている?正直、むしろ新鮮だ。テックに投資できる大人として、顧客を尊重しているように感じる。
スタートアップ経営者として言いますが、補助金付きスチームマシンは100%導入します。安価で高性能、拡張性も高い――ゲームしない人でも十分使える。Valveがこれを心配するなら、「SteamOS限定」のファームウェアロックを設けるべきです。
だがそれではスチームマシンの存在意義が消える。オープンであるべきなのに、ロックしてしまえばただの囲い込みプラットフォームだ。それならPS5を買ったほうがマシだろう。
Valveは赤字販売する必要などない。すでに1億3200万人のアクティブユーザーがいる。インディー開発者にとっては、依然として最良の販売プラットフォームだ。むしろ賢い選択だ。ハードウェア部門を無理に拡大せず、コアプラットフォームの強化に集中すべき。
これは単純に、顧客獲得コスト(CAC)と生涯価値(CLV)の比較問題だ。CACが200ドルでCLVが500ドルなら、計算上は『補助金あり』だ。だが30%が非ゲーマーなら、CLVは急落する。Valveはリスクを意識して計算している。
念のため言いますが、「リスク意識高い」は「臆病」という意味ではありません。空中線的な予測に全資産を賭けない、という意味です。